クポン地区の外れにある「Kepong Industrial Park」というエリアに店を構える人気レストラン。日本のとんこつラーメンに見た目そっくりな「Pork Knuckle Slice Noodle」など、自家製ポークナックルを使った豚料理が楽しめる店です。
このあたりは大規模工場が多いエリアなんですが、店があるのはショップロットが並ぶ場所の一角。ローカル色の強い店が軒を連ねており、昼間にはマーケットも開かれる地元密着エリアです。
店内は決して狭くはないですが、週末には行列ができることもあるとか。なかなか他にはないコンセプトの店なので、人気があるのも頷けます。
メニューは豊富。ポークナックルをメインに、豚足の煮込みやBraised Beef(牛の角煮)などの肉のバリエーションと、ライスや麺との組み合わせが基本のようです。
野菜や豆腐料理などサイドメニューも充実。それと、なぜか日本料理を意識したメニューも多く、日本風のカレーや、日本の麺(ざるそば、茶そば、稲庭うどん)を使ったヌードルなども用意されています。
Pork Knuckle Rice RM8 |
こちらは、店の看板メニューである「Pork Knuckle Rice」。親子4代にわたって受け継がれてきた秘伝の製法により、3日かけて作られるというポークナックルは、肉もやわらかく、味が染み込んでいておいしいです。あと珍しいのは、日本のラーメンなどでおなじみの半熟卵が使われていること。中にはトロトロの黄身が隠れています。
Pork Knuckle Slice Noodle (L) RM14 |
日本のとんこつラーメンそっくりのこちらが「Pork Knuckle Slice Noodle」。この店のポークナックル自体がチャーシューに見た目が似ており、またトッピングもかなり日本のラーメンを意識しているように感じたんですが、聞けばこちらのオーナーは日本料理に造詣が深く、日本料理のエッセンスを取り入れたメニューを考案しているんだとか。納得。
ちなみに味の方はというと、日本のとんこつラーメンとはほど遠いです。もともとが中華料理なので当たり前といえばそうですが、スープにやや漢方の風味があるし、味も薄めで日本のラーメンのようなコクも感じられず。正直、日本のラーメンを意識して食べるとがっかりするかも…。
Pork Neck Skewer RM9 |
もう一品、サイドメニューから「Pork Neck Skewer」を注文。いわゆる豚串ですが、肉もジューシーでこれはおいしかったです。ただし2本でRM9と値段は高め。
今回の感想としては、看板メニューの「Pork Knuckle Rice」は、値段を考えても十分に納得できる味だったものの、ヌードルはイマイチ。ただメニューはかなり豊富なので、他の料理を試しに再訪してもいいかな、とは思います。他にはあまりないタイプのレストランなので、そこは評価できるかと。
おすすめ度:6/10
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The Champ Kitchen 猪多宝
19, Jln KIP 1, Taman Perindustrian KIP, Kepong, KL
03-6275 1919
営業時間:11:30~21:30(月~土)、10:00~21:30(日)
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