クアラルンプールでLum Mee(Lam Mee)といえばMAY KING、というくらいローカルの間ではおなじみの店です。40年以上にわたってこの場所で営業しているのでそれも納得ですね。いつ行っても賑わってます。ランチタイムには待たされることもしばしば。


Lum Mee(淋麺)というのは、Hokkien Mee(福建麺)にもよく使われる、うどんに似た麺にとろみのあるあんかけスープがかかったものを指します。クアラルンプールでは、あっさり透き通ったスープで出てくるところが多いんですが、この店のものは違います。

こちらがそのLum Mee。具沢山でボリュームもあり、食べ応え十分。RM8

この写真を見て何かに似ていると思ったアナタは鋭い。そう、ペナンやシンガポールなどで食べられている黒いスープのLoh Mee(Lor Mee)によく似ているんですね。


Loh Mee(鹵麺)は具材と一緒に煮込んだスープを麺にかけるスタイルが多く、黒酢のきいた味が特徴なんですが、Lum Meeの場合は先に麺の上に具材を置き、その上から店秘伝のスープをかけて供されるのが一般的です。あとLoh Meeがお椀で出される一方で、Lum Meeは深皿の場合が多いです。


一応、麺の太さ(太、細)や種類(ミーフンやクイテオなど)も選べるんですが、特に指定しないと太麺で出てくるところをみても、このうどんのような麺がやっぱり一番合うのかも。

揚げ餃子のような「Foo Cheok Roll」。サクッとした食感で、合間に食べるといいアクセントに。

肝心の味の方はというと、とろみのあるスープにコクがあり、麺にもよく絡んでおいしいです。サイドメニューのFoo Cheok Rollを一緒に頼むと食感が変わってより楽しめます。

Lum Meeと一緒にほとんどの客が頼むのがこのミートボール(実際は魚と豚肉、イカをミックスしたすり身)。値段は若干高め(RM1.2/個)ながら味に間違いなし!

場所が少々分かりにくいですが(電車で行く場合、最寄り駅のChan Sow Linから歩けないことはないですがあまりオススメしません)、それでも食べに行く価値は十分にあるのではないかと。

おすすめ度:7/10

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May King Lum Mee 美景淋麺
38, Jalan Yew, Off Jalan Pudu, KL
03-9222 3740
営業時間:9:30~17:30 月曜休